会社概要

企業理念

私たちは燃える想いをカタチにし
温もりある地域を創造します

代表挨拶

はじめまして。株式会社Dr.Craft代表の佐藤哲郎と申します。
2025年7月1日、個人事業主として営んできた「サトーステンレス」を法人化し、Dr.Craftとして新たな一歩を踏み出しました。

私たちは長野県佐久市で、オリジナル薪ストーブの製造・販売・設置・アフターフォローまでをワンストップで手がけています。
単なるメーカーではなく、お客様のご要望に耳を傾け、製作から取り付け工事、アフターケアまで責任を持って対応しております。

これまで多くのお客様との出会いのなかで、今も忘れられないのが、ある方の言葉です。
「憧れだった薪ストーブのある暮らしを、ようやく実現できました。」
その一言に、私たちの使命が詰まっていると感じました。

当社の商品は、「作りたいもの」「売りたいもの」ではなく、お客様一人ひとりの声を受けて生まれたものです。
そのご要望は、きっと多くの方が共通して抱いている思いでもあります。
この姿勢を貫いた結果、今では一般住宅だけでなく、店舗やコミュニティ施設、宿泊施設など、さまざまな空間に導入いただいております。

薪ストーブの導入に際し、多くの方が不安に感じるのが「取り付けまで対応してくれるのか?」という点です。
私たちは煙突工事に精通した職人として、責任を持って一貫対応しています。
そして火入れの日、炎のゆらぎを見つめるお客様の表情を目にする瞬間こそが、最大のやりがいです。

火のある暮らしがもたらす心の豊かさを、ひとつひとつの現場に宿していく。
これからも、お客様の声に真摯に耳を傾け、火と共にある人生を支える”よき伴走者”であり続けます。

社名の由来

「Dr」は”技術者・エンジニアリング”の象徴、
「Craft」は”職人の手仕事”を意味します。

Dr.Craftという社名には、スタッフ一人ひとりが、お客様に喜びと感動をお届けするため、日々研究と学びを続ける――
そんな”技術者職人集団”としての誇りを込めました。

現場で培った経験や知恵を、設計に活かすエンジニアリング。
それを物理的なカタチに仕上げるクラフトマンシップ。
Dr.Craftは、この二つを併せ持つチームとして、今日も薪ストーブづくりに向き合っています。

会社情報

会社名株式会社Dr.Craft(カブシキカイシャドクタークラフト)
代表取締役社長佐藤哲郎
住所〒384-2204 長野県佐久市協和476-1
TEL0267-53-2171
FAX0267-53-2775
創業1978年
会社設立2025年7月1日
資本金500万円
業務内容薪ストーブの製造、販売、設置、メンテナンス
その他、鉄ステンレスの特注品製作
営業時間8:30~17:30(月~金)
会社HPhttps://www.drcraft.jp

企業沿革

1978代表の父でもあり先代の社長である佐藤茂美が個人事業主として佐藤鉄工所を創業
建築関連の鉄骨溶接、工事をてがける
1999屋号をサトーステンレスに変更
建築設備関連の特注ステンレス製品の製作をてがける
2008初の薪ストーブ製作を開始
2015先代の社長が病に倒れ、佐藤哲郎が代表者となる
2022薪ストーブを主力製品に転換
2025株式会社Dr.Craft設立

代表になるまでの経緯

運命の決断と承継への想い

私は、1981年2月に生まれ、東京のIT企業で14年間エンジニアとして勤めておりました。
一方、地元・長野県佐久市望月では、父が一人で金属加工工場「サトーステンレス」を営んでおりました。
3人兄弟のうち男は私一人。工場を継ぐという発想は当初ありませんでしたが、どこか心の奥では気にかけていた存在でもありました。

そんなある日、母からのLINE。「お父さんが心筋梗塞で倒れた」。
軽い気持ちで新幹線に飛び乗り病院を訪れた私は、ベッドで天井を見つめる父の姿に衝撃を受けました。
その瞬間、私は決断しました。「俺が工場を継ごう」と。

2015年3月、東京を離れ、地元へ戻り父の工場を継ぎました。
しかし、金属加工の経験はゼロ。従業員もおらず、教えてくれる人もいませんでした。
すべてを自ら学びました。
機械の操作方法はメーカーに教わり、溶接や仕上げなどの職人の勘所はセミナーへの参加や、SNSで知り合った職人さんに教えていただいたり、何より実地でトライ&エラーを繰り返しながら技術を習得しました。
何度も失敗を重ねながら、ようやく最初に納品した製品に「大丈夫じゃねーか」とお客様から言葉をいただいた時、涙がこぼれるほど嬉しかったことを今でも覚えております。

少しずつ仕事を覚え、既存のお客様に対応できるようになってきた矢先、父は他界いたしました。
仕事のことを何も教わることができなかった悔しさと、少しでもいいから一緒に働きたかったという思いが、今でも胸に残っております。

分析と転換、そして薪ストーブとの再出発

承継したものの業績が思うように伸びず、借入金が尽きかける中、私は父が創業した事業の歴史と数字を徹底的に分析しました。
その結果、ステンレスや鉄の特注品製作という事業モデルでは、すべての業界に対応するのが現実的に難しく、限界を感じるようになりました。
そんな中、父の代からわずかに手がけていた薪ストーブの製品に目を向けました。お客様の反応が非常に良く、納品後の笑顔や言葉から、他とは違う特別な価値を感じたからです。

そこで私は、「薪ストーブを主軸とした事業構造にしよう」と決意しました。
薪ストーブの製作技術はもちろん、煙突や建築の知識、マーケティング、セールス、アフターフォローまで、あらゆる観点から研究を重ねました。
今でもこの探求は続いており、学びが仕事を超え、趣味の領域へと進化しています。

現場とお客様が教科書

私にとって最も価値ある学びは、現場の経験とお客様の声です。
「こうしてくれたらもっと使いやすい」「この炎の揺らぎが好き」——そんな言葉が私たちの製品を磨き、前進させてくれます。
私たちは、火のある暮らしがもたらす心の豊かさを、ひとつひとつの現場に宿してまいります。
これからも、お客様の声に真摯に耳を傾け、薪ストーブのある人生を支える”良き伴走者”であり続けたいと考えております。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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